父の葬儀から自分の死後について考えておくという事は、残された家族が供養できたと実感できる事につながるのです。

父の葬儀から学んだ供養する心

生まれてきたものはいつか必ず死を迎えますが、自分の死後にどんな供養の仕方をしてほしいか考えた事はあるでしょうか。私は父を数年前に亡くしましたが、生前からの父の希望で葬儀は家族葬とし、どうしてもと来てくださったご友人やご兄弟数人とつつましく執り行いました。もっと盛大にやってあげればと思う事もありますが、父の希望の通りにやったのだからという気持ちがあるので納得できています。生きている今の内から、自分の死後について考える事の大切さを、父の死を通して知る事ができました。葬儀に関しては人によって、また住む地域によってどう行うかは全く異なってきます。だからこそいざ自分が死んだ後に残された家族が困らないよう、どうするかを決めておく事は大切なのです。死んだ後について話すなんて、と思わずに、家族のためと思って考えてみてください。

私が父の葬儀を終えたばかりの頃、母とよく交わしていた言葉があります。「本人の望みの通りにやる事が、一番の供養だよね」。その通りだと思います。死人に口なしとは言いますので、実際に亡くなった父がどう思ったのかはわかりませんが、そう思う事で残された家族の心は少しでも救われます。小さいながらも仏壇を買い、墓を建て、その前で線香を焚いて手を合わせる。この何でもないような小さな事も、供養につながっているのだと信じています。

死んでからどうなるのかなど、いま生きている私達にはわかりません。それでも父が笑ってくれているのではと思えるのは、父が望んだ葬儀を出来た事実が大きいからです。自分のためだけでなく家族のためにも、自分の死後について考えておく事の大切さを、父の葬儀から学ぶ事が出来ました。ぜひ一度考える機会を設けてみてはいかがでしょうか。

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